雑賀の家
雑賀の家
島根県松江市に建築した、今はまだ幼い二人の子供と、猫と夫婦のための、ワンボリュームの建物の中に庭を内包する住宅です。 身体に纏う着心地の良い衣服の延長のように、居心地の良いイエ(住宅)を求めて建築しました。 必要以上に機械設備に頼ることなく、適度に光と風を取り入れ、地勢に合わせて自然環境に従い、適切な熱環境で生活の場をつくり、知覚と触感、身体に心地よい素材でつくる。 家族の気配をイエの何処にいても感じ取れる距離感と設えを考え、末永くこの家族にとっての世界の中心であって欲しいという願いをカタチとするめ、軌道修正を繰り返しながら余分を削ぎ落としていく中で、この家族のイエとしての特有性を探りました。 家族がイメージとして共有し易いアイコニックな外観に纏め、木質の内装に統一しています。 小学校が近く、昼休憩の時間にはグランドで遊ぶ子供達の声も賑やかで、楽しく穏やかな時間が流れる場所となりました。
BLOG>FIELD>雑賀の家にて、建築レポートを掲載しています。
所在地 :島根県松江市
主要用途 :住宅
工事種別 :新築
構造/規模 :木造/2階建て
床面積 :134.14㎡
設計期間 :2021年10月~2022年2月
竣工 :2023年4月
“architecturephoto.net” の特集記事に掲載されました。