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2023/10/06
泉胃腸科医院 建築日誌
泉胃腸科医院さん、11月1日の移転オープンの予定です! 先月末はホテル白鳥にて、”泉胃腸科医院 新医院完成祝い”の祝賀会にもご招待頂きました。 新医院の建築を喜んで頂けていることを大変嬉しく感じ、クリニックのみなさまの雰囲気もとても良く、楽しく素敵な時間を過ごすことが出来ました。 理事長自分のより自分が大学の後輩にあたるということで信頼できると思ったという挨拶もあり、三重大行ってて良かったな!とも。 昨日は撮影に伺い、曇天の中に晴れ間も見え、外観、待合室などの撮影も完了しました。
接道南側より。 看板はH型鋼(鉄骨造で梁などに用いる規格の鋼材)によるシンプルな仕様。
エントランス廻り。
待合室。 待合ソファーは出雲市に工場を持つキノシタ家具さんに協力していただいています。
廊下。 ピクトのデザインと施工はノーマンクラフトさんに協力していただきました。
通用口兼階段室。 階段下を医療廃棄物置き場としています。 内壁面と階段ささら桁の間にスリットを設けて光が落ちるようにしています。
階段ディティール。
2階廊下にはカウンターを設置。 2階はドクター休憩室やスタッフルーム、洗濯室などのスペースです。
眺望ナイスなスタッフルーム。
1階廊下。
待合室。
受付カウンター。
風除室。
おまけの一枚。 植栽工事、米子ハーミー歯科さんに引き続き、前田造園さんにお世話になりました。
泉胃腸科医院さん 前回建築日誌
https://gramdesign.biz/2023-08-23/2424/
泉胃腸科医院さんのウェブサイト
http://www.izumiichoka.jp/ -
2023/10/04
クローバー薬局 浜乃木店 建築日誌
(仮称)浜乃木の薬局 改め クローバー薬局 浜乃木店さん、完了検査(建築工事が完了した後で建築基準法に基づいて行われる検査)も終了、無事引き渡しとなりました。 オープンの準備が進行しています。
工事終盤内部の様子、カウンターの据付け、建具の取り付けなど。
ファサード、前側コンクリート打放し壁に続き、土間モルタル刷毛引き、アスファルト敷設、白線引きを終え、外部工事も終了。
機器類、備品などが搬入されて、オープンの準備が進行しています。
前面道路側。
建物北側。 クローバー薬局 浜乃木店さん、以前に設計を担当させていただいた クローバー薬局 嫁島店さんと同じクライアントで、規模構造など違いますが、嫁島店に外装の使用を合わせ、この場所にアレンジして建築を行いました。 今までで一番に設計期間がなく、超特急での設計となりました。 施工に関しては、敷地裏に社屋を構えておられる幸陽建設さんにご尽力頂き、無事予定工期に間に合わせることが出来ました。
クローバー薬局 浜乃木店 前回建築日誌
https://gramdesign.biz/2023-09-02/2452/ -
2023/09/30
島根県立石見美術館 企画展「建築家・内藤廣/BuiltとUnbuilt 赤鬼と青鬼の果てしなき戦い」
https://www.grandtoit.jp/museum/hiroshi_naito_built_unbuilt
日本を代表する建築家であり、島根県芸術文化センター「グラントワ」の設計者である内藤廣先生による企画展。 自身の設計された建築での過去最大規模の展示です。9月16日オープニングの日に基調講演もあり、益田に出かけてきました。 2000㎡の展示室を埋める、「Built(ビルト=建設された建物)とUnbuilt(アンビルト=実現しなかった建物)」をテーマとする展示、初公開資料もあり、建築としては世に現れていない部分もふくめた内藤の設計と思考の軌跡をたどる内容です。 グラントワの建築と合わせて展示の見応えも恐ろしいボリューム。 建築にアプローチする際にアタマの中で混沌とする考え、「情熱・夢想・逸脱」などの象徴を「赤鬼」、「論理・現実・堅実」などの象徴を「青鬼」になぞらえ、内藤先生に代わって「赤鬼」と「青鬼」の対話形式で様々なプロジェクトを解説する展示形式となっており、建築専門のかた以外でも見やすい展示となっていると思います。 建築を志して日本にいるなら必見! そうでない方も是非お勧めたい展示でありました。水盤のある中庭、子供の心でチャプチャプ水の中も闊歩。 基調講演に備え、早めに到着し、建築の散策と展示を見学。 外装は石州瓦、屋根に12万枚、壁に16万枚の瓦が使用されています。
ホール2階席への階段。 素材質量と形態の強さを感じます。
折板構造現しのホール内部。 甲殻類のような有機的な形状。 展示も建築も1日で見終えるのが難しい量なので、時間に余裕を持って行かれることをお勧め致します!