新開の家

新開の家

鳥取県米子市に建築した木造3階建ての住宅。 敷地は国道沿いの大型店舗が並ぶ裏通りに面し、狭いわりに交通量が多く、スピードを出して通行する車も多い道に設道しています。 そうした立地条件と限られた敷地面積の中で、駐車スペースと必要諸室の確保をするには、居間となるスペースはグランドレベルの喧騒から離れた2階に持ってくることが望ましいと考えました。 1階にはバスルーム等の水廻りと2つの個室、2階にリビングダイニングキッチンと1つの個室、3階にも1つの個室を配置しています。 外装にはガルバリウム鋼板小波板、役物(入隅、出隅、ジョイントなどに用いる部材)を用いず、1番高い位置では9メートルを超える長さとなる原板を現地で加工。 内装の壁天井にはラワン合板を用い、ラフな使用にも耐える使用としながら、視覚的に邪魔になる要素を省き、内外とも安価な材料を用いながら、スッキリと見えるよう手を掛けておさめています。 910mm×1820mmが裁断寸法の合板でキレイに仕上げるため、階高も裁断寸法の倍数である2,730mmで設計し、開口部(窓)等も合板目地に合わせるなど、細部から全体まで入念な寸法監理を行い、実現した住宅です。

所在地   :鳥取県米子市
主要用途  :住宅
工事種別  :新築
構造/規模 :木造/3階建て
床面積   :132.49㎡
設計期間  :2014年8月~2015年2月
竣工    :2015年7月