日吉津の家
WORKSに日吉津の家の写真を追加しました! 少なくとも自分がつくる住宅は、住い手の内面的な心の風景を作り出す場であるよう考えてつくりたいし、その心の風景は家族に共有できるモノであって欲しい。 建て替えにより風景が変わること、記憶のことにも考えを巡らせました。 平面をコンパクトにすること、屋根勾配なりの気積を絞ることで、家族の距離感が遠くならないように。 同時に、軒を低く伸ばす大きな切妻屋根、木質の内外装とすることで、新たに建て替えた住宅でありながら、以前からこの場所にあったかのような落ち着いた佇まいとなるよう配慮しました。 抽象的な意味でも具象的な意味でも、風景を後退させない家として設計した住宅です。