170302

[project 042/ 日吉津の家]
日吉津の家、建築日誌。 解体工事に着手しました。 瓦が剥がされ、アルミ建具が撤去された状態が、妙に空と地面に馴染んで見えました。 きっとそれは、釉薬が厚く塗られた瓦と、サッシのガラスが、グロス掛かった大きな面として見えていたからだと思う。 触感と同じく、視覚的にもギラギラしたものが少ない方が、動物でもある人の肌に馴染みやすいのかなと感じたり。

独立してはじめての建替えの物件。 解体の現場にて、風景が変わることに対する哀愁というか、記憶のことに考えを巡らせたり。 住宅という用途の建築物は、特定の(一般的には)家族という単位で長い時間を共有する、他のビルトタイプとは全く異なった性質を持つ建物です。 少なくとも自分がつくる住宅は、住い手の内面的な心の風景を作り出す場であるよう考えてつくりたいし、その心の風景は家族に共有できるモノであって欲しいという思いがあります。 とりとめないこと書いてますが、、大型の重機も入っているので、解体は1週間ぐらいで終わりそう。 平角の差し鴨居を3本残して貰っておいて、後に何か造作しようと考えています。

日吉津の家 前回の業務日誌
http://gramdesign.biz/2016/12/04/